リフレクソロジストとして多くの方の足を見るにつけ、常々正しい立ち方と歩き方の重要性を痛感していました。立っているときの重心の偏りや引きずったような歩き方で体のバランスを崩していると見受けられる方が非常に多いのです。骨格のバランスの乱れは色々なところに負担をかけ、不調のもととなります。
 しかし、サロンのお客様に立ち方や歩き方のアドバイスしようにも自分自身の立ち方歩き方に自信が無く、正しい姿勢や歩き方について書かれた本を読んだり歩き方スクールに通ったりしていました。理屈にはなるほどと思うものの「踏み出す足の膝は…」「着地はかかとで。そこから重心を…」「腕の振り方は…」注意点が多すぎて本の通り、インストラクターの言う通りに歩くのは至難の業でした。
 骨ストレッチに出会った時の最初の衝撃は、いとも簡単にバランスのとれた正しい立ち方と歩き方ができるということでした。「ダブルT」のポジションを意識するだけで、その場で左右にぶれず疲れにくい立ち方と体重が前に乗る楽で正しい歩き方があっという間に会得できてしまうのです。練習や訓練の必要がない、誰でもすぐにできる簡単さが驚きでした。
 それだけではなくレッスンで従来のストレッチをした場合と骨ストレッチをした場合のそれぞれの事前事後の体の動きを比較して愕然としました。
それまで首や肩のこりの気になるお客様に良かれと思っておすすめしていたストレッチが逆に体の動きを重くしていた…と身をもって知ったのです。その重くなった体で骨ストレッチのエクササイズをするとあっという間に体の動きが軽くスムーズになるのが、また驚きでした。
 90分のレッスンが終わる頃には体の動きがレッスン前とは比べものにならないほど軽くなりました。更に五十肩でまったく背中にまわらなかった右腕がしっかり背中まで届くようになっていたのです。
 骨ストレッチの素晴らしいのは「簡単ですぐ効果がわかる」ところです。この即時性は練習や訓練で何かをプラスするのではなく、本来持っている体の力を引き出すメソッドならではのものと感じています。
 現在、サロンのお客様にもセルフケア指導の一環として骨ストレッチを紹介しています。最初は見慣れない動きにいぶかしげにされる方も、その場で体の柔軟性がアップしたり、椅子から立ち上がるのが軽くなったりするのをすぐに体感できるので「理屈はわからないけれどこれはすごい!」と興奮されます。
 難しいことは考えず、まずは骨ストレッチを体感してみてください。腕を回したり前屈したり歩いたり、事前事後の体の重さと軽さを味わってみてください。自分の体に改めてびっくりできるはずです。

国際若石健康研究会認定リフレクソロジスト:国際若石メソッドスクール マスターズスクール講師 江原 理恵

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